「赤い袖先」キャストex.登場人物の詳細！見どころや注目ポイントも！

「赤い袖先」はイ・サンと誰もが傍に置きたがる宮女ドギムの幼き日から晩年までを描かれた本格的歴史ロマンス。「仮面の王 イ・ソン」の脚本家が名作ベストセラーを完全ドラマ化したことで話題になり、さらにジュノ（2PM)×イ・セヨンのラブロマンスで一大ブームを巻き起こした作品の一つです。

王が王として生きる孤独や寂しさ、そして王宮で宮女が生きていく厳しさなどが繊細に描かれていく中で、王になったサンの愛情の深さや、自分の人生を生きたいという信念を持つドギムの芯の強さなどが見どころになっています。

さらにサンの祖父で王のイ・ソンのイ・ドクファを始め、チャン・ヒジン、カン・マルグム、オ・デファン、パク・チヨン、チャン・ヘジンなどベテランキャスト陣が集結！

それでは「赤い袖先」キャストex.登場人物の詳細を紹介します。

韓国ドラマ「赤い袖先」作品情報

作品名	「赤い袖先」
原題	옷소매 붉은 끝동
英題	The Red Sleeve
原作	小説「袖先赤いクットン」作者・カン・ミガン
放送	MBC 2021年11月12日～2022年1月1日
話数	全17話（U-NEXT 全36話）
演出	チョン・ジイン、ソン・ヨナ
脚本	チョン・ヘリ

キャスト＆登場人物一覧

キャスト	登場人物	登場人物詳細
ジュノ（2PM)	イ・サン	世孫、後の朝鮮第22代王・正祖
イ・セヨン	ソン・ドクイム	女官、後の正祖の側室・宜嬪ソン氏
カン・フン	ホン・ドンノ	サンの忠臣、兼司書
イ・ドクファ	英祖	サンの祖父、朝鮮第21代王
チャン・ヒジン	王妃キム氏	英祖の継妃、後の貞純大妃
カン・マルグム	惠嬪ホン氏	サンの生母、後の恵慶宮洪氏
キム・イオン	チョンヨン公主	サンの長妹
チョ・スンヒ	チョンソン公主	サンの次妹
ペ・ジェギ	チョン・ジェファ	チョンヨン公主の夫
キム・ガンミン	キム・ドゥソン	チョンソン公主の夫
オ・デファン	カン・テホ	サンの護衛武士
ムン・ジョンテ	ソ・ミョンソン	官僚、サンの助力者
パク・チヨン	チョ尚宮	提調尚宮
チャン・ヘジン	ソ尚宮	ドクイムの師、東宮尚宮
ジウン	カン・ウォレ	ドクイムの先輩女官、昔近所に住んでいた
イ・ミンジ	キム・ボギョン	女官、洗手間内人
ハ・ユルリ	ペ・ギョンヒ	女官、嬪宮の針房内人
イ・ウンセム	ソン・ヨンヒ	女官、東宮の洗踏房内人
チャ・ミギョン	パク尚宮	ヨンヒの師
チョ・ヒボン	ホン・インハン	左議政
ソ・ヒョリム	ファワン翁主	サンの叔母、英祖の娘
クォン・ヒョンビン	チョン・フギョム	ファワン翁主の養子
コ・ハ	淑儀ムン氏	英祖の側室
パク・ソギョン	ホン・ダン	ドンノの妹
ヤン・ビョンヨル	ソン・シク	ドクイムの兄
イ・ユンソン	和嬪ユン氏	正祖の側室
ハ・ソクジン		地方官
オク・ジュリ		大殿尚宮
アン・セミン	ソン・グンミン	ソン・シクの息子
ナム・ギエ	暎嬪イ氏	サンの亡祖母、英祖の側室
ト・サンウ	思悼世子	サンの亡父

主なキャストex. 登場人物の詳細

イ・サン（キャスト：ジュノ（2PM)）

幼いころから勤勉で真面目だった。祖母の暎嬪が亡くなり最後に会いに行きたかったが、父親が罪人なので罪人の母親である祖母に会いに行くことは許されなかった。そこで東宮を抜け出し一人で暎嬪の屋敷に向かう途中で宮女のドギムに会う。無事屋敷にたどり着くが、男性は許可なしに後宮へ立ち入ることができないため二人で塀を乗り越えて忍び込む。亡き暎嬪を前に後悔の涙を流しドギムに慰められているところへ王がやってきたので、慌てて逃げ出す。

東宮に戻るとドンノが取り繕っていてくれたので助かったが、王が禁止した書が書庫にあったと咎められてしまう。しかし耳を貸すことなく書庫に戻すよう指示する。禁書を読んでいることが王にバレて深く後悔するが、問題の箇所が破られていたため王は感激しサンのことを抱きしめるのだった。暎嬪の屋敷で出会った宮女にお礼が言いたくて探していたが、自分の傍にいると危険な目に遭うため探すのを諦めることにする。

数年後、突然崖から滑り落ちてきたドギムに池に突き落とされてしまい、罰として反省文を書くように命じる。その一方で都に入ってきた虎に襲われ犠牲者が出たため虎狩りに出る。そんな中、東宮殿に「罪人の子は王になれない」という矢文が打ち込まれるー。

書庫に行くと怪しげな女官の姿があり間者だと疑うが、自分を池に突き落としたドギムだと分かると持ってきた反省文を不合格にして書き直させる。書庫で兼司書の振りをしてアドバイスをするのが楽しみの一つになるが・・・。

ドギムとの幸せな日々を過ごしながらも、思悼世子の息子であることや権力を狙った輩から次々に陥れられる。それでも何とかドギムや仲間たちの助けによって乗り越えていくが、ただ一つドギムへの想いは抑えきれなくなっていく。しかし側室になると王宮に閉じ込められてしまうため・・・

注目のポイント
狂気に陥り罪人になった父親とは違い民のための王になると考えその信念は揺らぐことなく突き進むのですが、ドギムへの想いが募る一方で、好きになればなるほど今後のことを考え躊躇してしまいます。その葛藤は何といっても注目のポイントでしょう。誰もが憧れる側室だけど、側室になれば閉じ込められ孤独との闘い。ドギムに辛い思いをさせたくはないけど・・・。
ドラマなのでここで大逆転が起きることが多いのですが、実在した人物をモデルに悲恋物語そのものになっているところが魅力の一つです。

ソン・ドクイム（キャスト：イ・セヨン）

幼い宮女ドギム（ドクイム）は、仲間の宮女たちに朗読をして代価を得ていた。目標は100両で今は5両ほど貯まっている。どうして必要なのかは内緒だった。しかし尚宮たちにことがバレて怒られるかと思いきや、奇特な発言でチョ尚宮を感心させたドギムは、亡くなった暎嬪の傍へ行き悲悼を捧げるように言い渡す。夜道を1人で歩き暎嬪の屋敷に向かう途中で迷子になって心細くなっているときにサンに出会う。許可なしに来たというサンのために塀を乗り越え中に入ると、亡き暎嬪を前にサンが泣き出すので慰める。そうしているうちに王がやってきたのでサンを外に逃がすと、王と二人きりになったドギムは、王の話を聞き宮女の“赤い袖”の意味を知る。そして褒美にと暎嬪の直筆の本を一冊受け取る。この時、王は出会った縁を大切にしてくれてとても優しかったー。王宮に戻ると、尚宮になぜ暎嬪のところへ行かせたのか問うが、まだ幼いドギムにはよく分からなかったー。

宮中に絶対に読んではならない書があるという話を聞いたあと、明け方に厠に行く途中で王の側室の淑儀と誰かが、世孫を廃位させるためにと書庫にある禁書を話をしていたので、世孫を守るため急いで書庫に向かう。最初は禁書の史記を持って屏風に隠れていたが、屏風の裏も探されそうになったので問題の一節を破り取ると見つかりやすいように床に置き事なきを得るのだった。

数年後、相変わらず宮中を駆け回っていたドギムは近道をしようとして足を踏み外し、池のほとりにいたサンを池に突き落としてしまう。反省文だけで済んだのが幸いだった。しかし何度反省文を書いても不合格にされ、書庫で知り合った兼司書に助けを求める。しかし兼司書が世孫のサンだったと分かり・・・。

やがて世孫のサンに惹かれていくドギム。しかし一介の宮女である身分が歯止めをかける。宮女として世孫を守ることを決意したドギムだったが、次第にサンへの想いが止まらなくなりー。

注目のポイント
思悼世子の臣下だった父親の子ドギムは逆賊の子でありながらも、兄と惠嬪のところへ行き使用人の養女として7歳のときから宮女として働くことになりますが、この生い立ちが吉となるか凶となるか注目したいところです。宮女として幼いころにサンや王と出会ったことがドギムの運命を大きく変えます。そんなドギムとサンのロマンスは美しくもあり悲しげでもあり。思悼世子の子であることがサンを苦しめるのですが、果たしてドギムは救う事ができるのかに注目です。

ホン・ドンノ（キャスト：カン・フン）

幼いころからサンと共に過ごす忠臣で、内緒で亡き暎嬪のところへ行ったサンを助けるために取り繕っていた。しかしサンが戻ると、王が禁止した書物が書庫にあったのですぐに燃やすように進言する。でも気持ちは伝わらず、仕方なく書物を書庫に戻す。しかし、サンが禁書を読んでいることが王にバレてしまい、臣下たちが書庫を漁っているところに駆けつけるも隠すことができなかった。そして問題の箇所が破ったのかとサンに聞かれると、咄嗟に自分だと嘘をついてしまうー。

数年後、兼司書になったドンノは宮中一の男前だと評判で宮女の憧れの男性になっていた。しかし見た目とは裏腹に冷酷な性格をしていて、サンに忠心を示しているように見えて実は権力に執着していた。妹を王妃にするために画策する一方で、ドギムに自分の立場を横取りされるのではないかと不安に思い始める。

サンが王になると、サンの寵愛を受けていることに慢心して悪事を働きつづける。

英祖(ヨンジョ)（キャスト：イ・ドクファ）

サンの祖父で朝鮮第21代王。周囲の反対を押し切って亡き暎嬪に会いに行くと、そこに宮女のドギムがいたので何かの縁だといって話をしはじめる。自分が側室の子で王になれる立場でなかったけど天命を受けて王になったこと、王にはできないことが驚くほどたくさんあること、そして暎嬪が側室であるため出棺にすら立ち会えないこと宮女の袖がなぜ赤いのかなど・・・。一通り話し終えると、褒美にと暎嬪の直筆の書を1冊渡す。

世孫が禁書を読んでいるという話を聞いて怒り狂った王は、問題の書物を自分の目で確かめると言って持ってこさせる。しかし問題の箇所が破られていたため、さすが世孫だといって感嘆する。

数年後、次は都に迷い込んだ虎の一件で世孫に罰を与えなければいけなくなる。王としての立場より、先陣を切って虎の前に立ちはだかるサンを心配してのことだった。さらにサンが思悼世子と同じようになるのではないかと常に不安を感じていた。

王妃キム氏（キャスト：チャン・ヒジン）

英祖の継妃、後の貞純大妃。穏やかな性格でさりげなくサンたちの味方をする。最初はドギムをどう利用しようか考えていたが、ファワン翁主を陥れる材料を持ってきたドギムを信頼し自分の傍に置きたくなる。力はないけど自分の傍にいるものを守ることはできるとドギムに伝える。

英祖が亡き後、一度は王宮を出たドギムが戻ってくると再度自分の手元に置こうとするが断られたため、ドギムを潰そうとする和嬪に手を貸すが失敗し、サンの怒りをかったため和嬪に愛想をつかす。

惠嬪(ヘビン)ホン氏（キャスト：カン・マルグム）

幼いサンが禁書を読んでいたことで、生母である惠嬪が王の怒りをぶつけられる。その後、王が自分の目で書物を確かめると問題の箇所が破られていたため事なきを得る。さらにサンに宮女を捜して欲しいと頼まれていたが、二人が暎嬪のところへ行ったことが王に知られたらただでは済まないため、王宮を去ったと教える。サンの 母親の意をくみ取り去ったと考えることにするという言葉に安堵する。

数年後、ドギムが成人の儀式ケレの前にあいさつにくる。実は逆賊の子として両親を亡くしたドギムを救ったのは惠嬪だった。そして息子サンを守るために、サンの身に起きる全てのことを報告するように言い渡す。

サンの窮地を救ったドギムに感謝しており、ドギムが王妃と和嬪によって陥れられたと知ると大急ぎで駆け付け助ける。

キム・ドゥソン（キャスト：キム・ガンミン）

チョンソン公主の夫。

カン・テホ（キャスト：オ・デファン）

サンの護衛武士。ドギムが反省文を持ってくるたびにサンが咳ばらいをするので風邪鬼神ではないかと心配してソ尚宮に相談するほど純粋な人である。3つのことを一度に覚えられないが、腕っぷしは誰にも負けない強さを持っている。

チョ尚宮（キャスト：パク・チヨン（ジヨン））

ドギムの奇特な気質を見抜き亡き暎嬪に悲悼を捧げるように言い渡す。宮女が唯一宮中で死ぬことができるのは王の寵愛を受けて側室になった時だけ。宮女の憧れである最期をドギムに見せたかったためである。この頃、すでにドギムの素質を見抜いていた。

ドギムが成人するとサンの傍に置き側室になることを望むが、実は裏の顔を持っていた。

ソ尚宮（キャスト：チャン・ヘジン）

東宮尚宮でドギムたちの教育係でもある。100両貯めれば願いが叶うと教えた張本人であるが、本を朗読してお金を稼ごうとするドギムを叱る。その時、東宮の主である世孫に仕えるのは嫌だというドギムの言葉を聞いて、宮女たちを集めて世孫になにかあったら出宮しなければならないことを教える。さらに王宮の禁忌があり、禁書を読むと処罰されるといって「史記」の存在を教える。史記の中の魯仲連伝に問題の一節があったのだ。そしてこの書は絶対に読んではならないと念を押す。

数年後、すっかり女人になったドギムに関心するが、チョ尚宮に言われてもサンの傍に置くことを拒む。実はチョ尚宮の計略を知りながらも、見ない振り気づかない振りをしていた。でもチョ尚宮の計略から逃れることができず・・・。

ホン・インハン（キャスト：チョ・ヒボン）

左議政。サンの政敵でファワン翁主と手を組む。同じホン家の一族であるドンノを引き込もうとするが、一蹴されてしまう。

ファワン翁主（キャスト：ソ・ヒョリム）

サンの叔母、英祖の娘だがサンの政敵でもある。英祖の寵愛を受けているのをいいことに、7歳年下の王妃やサンを陥れようとするがことごとく失敗する。

地方官（キャスト：ハ・ソクジン）

第1話、ドギムが読む本に出てくる役人。

暎嬪イ氏（キャスト：ナム・ギエ）

サンの亡祖母、英祖の側室。6人の子を産み大事を成し遂げた女性。

思悼世子、イ・ソン（キャスト：ト・サンウ）

サンの亡父。優しい時もあったが、乱心し事件を起こした罪人。しかし自分の命と引き換えに息子のサンを王にするように、王と約束していた。その時の玉璽が押された文書がサンを救う。